ゾーン・プレス??

フル代表の合宿をやってるが、昨日の一部スポーツ紙でハリルホジッチがゾーン・プレスの指導を始めた(「ハリル流」と付けていたが。「ハリル流ゾーン・プレス」と。。。しかし「ハリル」っていうのは止めないかね…)と伝えていて、はぁ?? ゾーン・プレス?? と思ったんだが、今日になると他紙もがゾーン・プレスと書き出して。。。追随かよ。

ロープを使ったトレーニングをさも珍しそうに書き立ててるが、そんなもん普通であって、もっと言えば、そんなのはティーンエイジの頃にやっておく初歩的基礎的なトレーニングなんじゃないか。それを記者連中は知らないのか、とにかくそういうトレーニングをトップレベルの選手に対してやってる(やってくれる)という辺りに突っ込みを入れなさいよ、と言いたくなる。あるいは、初歩的なそういうトレーニングとはどこが違ってたのか、とか。違ってないかもしれないが(苦笑)
そもそも今日、ゾーン・ディフェンスは当然であって、中盤でプレッシングをかけたらゾーン・プレスというワードしか浮かんで来ないところが意表を突いてくれる。はぁ????ってなもんだ。20年前とか25年前にタイムスリップしたのかと思ったよ。そもそも、ハリルホジッチが「ゾーン・プレス」という表現を使ったのか?? 使ったわけはないと思うよね、普通に。
ゾーン・ディフェンスは当たり前に存在していて、各人もゾーン・ディフェンスの基本は習得しているものであって、それに対して、どう、どんな戦術や戦略を構築していくのか…ってところが監督の(特に代表監督の)仕事だろうに、そんなレベルのことを「指導」してもらわなきゃならんという点を、よくよく考えて、日本サッカー協会も若年層への指導内容の向上、そのための指導者の養成なり刷新を図らんと、2050年にワールドカップで云々などというアドバルーンを上げるばっかりじゃダメっすよ。

ところで、川崎フロンターレの車屋がこの合宿に呼ばれているんだが、某スポーツ紙では、ハリルホジッチがJリーグで(J1で??)「ソーン・プレス」が比較的やれるのが川崎フロンターレ…などと言ったとか、車屋のそういう風な言葉を引いて、そういうような記事にしていたが、本当かね。「ソーン・プレス」なる言葉はともかく、川崎フロンターレのアレが「ゾーン・ディフェンス」できてると?? う~ん。誰かの、どっかが、聞き間違いか?? それとも、ある一面(のみ)をとらえてのハリルホジッチのコメントだったのか。その辺、聞いて来てくださいよ、メディアの人。

あと、、、なんか、Jリーグのクラブの2倍とか3倍とかの練習量だったとか、嬉々として旧メディアらしい記事仕立てをしているが、あのさ、特にACL(アジア・チャンピオンズリーグ)に参加しているクラブなんかは、練習ってったって、まずはリカバリーをやるし、国際的にも一度のトレーニング時間は2時間とかだし、それこそ、そこはきわめて科学的な話であって、そういうこと知ってわざと(あえて)そういう足を引っ張るような記事に仕立ててんのか?? まぁ、何にも知らない無知故、だと想像できますが。
とにかく、間違ったモノをずっと見続けてきてる国民なんで、いまだに妙な間違いというか、的外れが相変わらず多い。そもそも、試合数が少ない(週一しか試合いが無い)云々というアンチの突っ込み自体が摩訶不思議であって、それだけ消耗するわけで、それだけ十分な準備と集中を込めて試合に臨んでんであって、それがスポーツ競技っていうもんっすよ。「興行」と違うんだよ。
ま、選手の方も安直にクラブの練習よりも量が多いとか、イージーに不用意に口にしないことだ。旧メディアの記者が居る所ではね。そういう部分だけ切り取って、そういう妙な記事に仕立てられるぞ。それは当の選手にとってだけでなく、フットボール全体にとって不利益を生じるし、ひいてはスポーツ(スポーツ競技)全体に不利益をもたらすことになる、ってことをもう少し意識に置いた方がいいと思うぞ。

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