ボランチが無きに等しいとこうなる…というのを見せてもらったが、結果としてはアジア競技大会優勝「なでしこ」

昨夜はアジア競技大会の女子フットボールのファイナル。終始押されっぱなしでボールを握られてたんだが、90分に右サイドバックの清水から岩渕へ楔(くさび)が入り、岩渕のターンからの見事な右サイドへのスルーパスに中島が追いついてワンタッチでこの日一番のクロス、、、菅澤がディフェンダー2人に挟まれて走り込みを妨害されながら振り切ってニアで見事なヘッドで合わせて決勝ゴル。

中島のクロスは誰もが(NHKの実況も)褒めるんんだが、岩渕のあのスルーパスはサスガだ。速いボールで、失速して中島がちょうど追いつくボール。ワールドクラスだろう。そのボールだったからこそ、ワンタッチで素晴らしいクロスを入れられたわけで。
ま、しかし、セミファイナルに続いて、どうしちゃったの…くらい酷い内容。セミファイナルから思っていたが、ボランチ2枚が無きに等しいので、そうなるとこうなりますわな…という実験、検証か、、、ってくらい。
ゴールシーンの清水の楔のパスだって、ボランチの所でボールを失って、たまたまその失ったボールが相手に当たってちょうど清水の所にこぼれたという、ラッキーなことがあったわけですよ。キッチリとボールをさばく、展開した上での清水の楔パスじゃないんで、実に象徴的でありましたな。
もっとも、中国の攻撃に終始さらされていたとはいえ、危ないシュートは75分あたりの1つくらいで、失点しそうにもなかった感。その75分あたりのシーンは、後方からのフィードが中央やや左寄りに渡って、日本の最終ラインが当然そこに寄せて行くが、右斜め後方に落とされ(そこに日本選手は居ない…)さらにもう1つ右に振られ(走り込んだ相手選手は完全フリー…)ミドルを打たれたシーン、、、プレスバックが無いんだけど。。。あれは決められた、って思いましたね。ゴールキーパーの山下の文字どおりのファインセーブでコーナーキックに逃れたんだが。
中盤が構成できないんで、試合途中からロングボールが多くなっておったし。

4月にはアジアカップで優勝し、つい先日はU-20女子ワールドカップで優勝し、アジア競技大会で優勝し、、、と、凄い戦績だな。特にフル代表は、謎の公式戦(公式大会)連続優勝という、、、しかし来年は女子ワールドカップだが、こんな内容のフットボール大丈夫なんっすかねぇ。主軸メンバーが居なかったとは言え。

おまけ…
今回のアジア競技大会のNHKの実況はちょっと聞くに堪えないな。元々NHKの実況はごくごく一部のアナウンサー(その時代時代での代表アナウンサー、、、例えば山本浩氏や野地俊二氏とか)を除いてそんなに巧いとは思えないけれども、視聴の妨げになることはほぼ無い、、、という感じだったんだが、質が落ちてるんじゃないか。
NHKの実況にそんなことを明確に感じたのは、今回のアジア競技大会が初めてかも。

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