「契約終了」と「戦力外」

プロスポーツ選手に限らず、契約期間終了というのは当然あるわけで、それと「戦力外」とかいう日本風タームとをごっちゃにしてるのが相変わらず目につく日本のメディア。あれ?? ちょうど1年前も同じようなことを書いたような気がする。
http://www.ladyweb.org/people/koh/blog/index.php?e=169

で、契約終了という合意に至った後に、契約満了日前に「契約解除」ということはありうる。昨日発表された川崎フロンターレのジュニーニョの場合はこれ。これは例えば、あと契約期間は1ヶ月残っているけれど(Jリーグのクラブの場合、1月末までの契約であることが多い)双方の合意のもと、紳士的に前倒しで契約終了しましょ(すなわち「契約解除」する)ということ。それによって選手の方は次のプレー場所を探すことができるし、クラブの方もギャラの節約になる。選手を(残りの選手生活を有意義に過ごさせてあげるために)リリースしてあげる、ということだってあるわけで。それが紳士協定というか、業界(?)の誠意というかマナーというか。
川崎フロンターレのジュニーニョがホームスタジアムでプレーするのは今日がラストということで、ウソみたいな(信じられない)2ゴールで締め括ったのだが、この試合を中継したJスポーツ(J SPORTS。スカパーという認識してもまぁいいが、正確には J SPORTS)は中継の最後に太陽が沈むカットを入れやがった。粋なはからい…というやつですかね。
それと前後するが、試合終了後に両チームの選手が整列して握手を交わすが、ジュニーニョと横浜F・マリノスの中澤が握手でなく、どちらからともなくハグしたのを見届けた。何も言葉を交わさなくても、長年競い合ってきた者同士のシンパシーなり、認め合ったもの、同意するものがあるんだろうな。

J1リーグの優勝は今年も最終戦になだれ込み、いずれもアウェイで戦う柏レイソル、名古屋グランパス、ガンバ大阪の3チームの動向(三元中継というか同時進行形)に90分間また有為転変することになる。「日程クン」(←知ってる人は知ってるよね)の毎度毎度のマジックぶりには驚嘆するしかない。

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