シャビの「すり抜け」がシビレた。

クラブ・ワールドカップ、バルセロナVSサントス…サントスの柏レイソルとの一戦を見ていれば、これくらいポゼッションで差が出てしまうだろうことは容易に想像できた。あとはバルセロナがいつ頃ゴールマウスをこじ開けるか、だけみたいな。それが遅くなればもつれるし、1点止まりで推移すると何か起きるかも、くらいなもの。

バルサは3バックやってきたんだな。それにしてもダニエウ・アウベスが終始、右ウイングに張ってたのはあれ何?? 3トップの右か?? しかし母国のサントス相手にだからなのか、これまで私は見たことがないくらいのアウベスの気合のたたずまい(??)だった。それが一番のネタっていうか。
バルサの2点め、アウベスのグラウンダーのマイナスのクロスに、シャビが入ってくるのが一瞬遅れたか?? と思った瞬間、相手ディフェンダーも当然ガツンと潰しにくる!! って瞬間、遅れた感を逆手に取って、ガツンと行かずに一歩(一瞬?)止まった(引いた?)タイミングでボールを受け、ディフェンダーとのガツン衝突を避けてそのワンタッチですり抜けたシーンは鳥肌だった。日本人選手はガツンと行くだけ、になってしまう。それではケガもする。相手にいかに接触しないで(それはフィジカルが弱いということではなく)ボールをポゼッションして有機的に動かすか、というところだろうか。

柏レイソルは、アルサッドとの3位決定戦でスコアレスからPK負け。あんな「アンチ・フットボール」に後塵を拝するのはダメだよ。ま、どっちも疲労困憊って感じだったけどね。1点で終わるハナシなんだから、何とかしないと。

日テレもいい加減に、古いタイプの芸能人を使うのは止めた方がいい。最近の若い芸能人はずっとフットボールに詳しいし慣れている。あと、フットボール・フリークであることを隠す必要がなくなっている。むしろ、アピールした方がよくなってる??
それは解説者(コメンテーター)についても同様。こちらは日本のフットボールを支えてきた、礎を築いてきてくれた方々ではあるのだが、もう10年以上前の日本フットボールではないわけで、20年前、30年前の感覚で、ヨーロッパや南米アレルギーというか崇拝というか(それはともすれば日本のJリーグ軽視でもある)そういうフレームや香りをいつまでも漂わせているのは全体的によくないというか相応しくない。だから、どっかでまた日本人はサッカーに向いてない(日本は弱い)というワケのわからない話が出てきたりもするわけだ…たまたま目にしたんだけど。別に弱くないじゃん。ごくわずかの国々しかやってないものと比べて安直にそんなこと言ってちゃ、視野狭すぎでイケませんよ。文化人っぽい方々が。広~いアジアの中では、もうステイタスというかブランドになっちゃってるんだけどね。

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