鳥栖でまあまあの観客動員と言っていいかな?

昨夜は、デル・ピエロ一座とサガン鳥栖による、鳥栖でのプレシーズンマッチ。海外クラブがやって来てのプレシーズンマッチにどれくらい観客が集まるかと思っていたが、15,000超えで、まあまあよかったんじゃないだろうか。

選手だけでなく、チームにとってだけでなく、クラブ(フロント側)にとっても、こういう開催経験は重要なんではないか。それを生かしている(生かしてきた)クラブと、そうでもないクラブもあるような気がするが。

試合自体は、サガン鳥栖が結構ボールを回せてポゼッションできて、このクラスの相手だと、これくらいの戦力でもこれくらいは十分やってのけられるんだということが(わかってはいたことだが)再確認。あとは技術的なところかな。

Jリーグのクラブ所属選手だけで臨んでいる東アジアカップの先日の中国戦の後にも相当意見が飛び交っていたが、要は対人ディフェンスにおける距離の取り方や間の取り方の問題。リトリートが多い(ばかり)とスペースを埋める(だけの)日本選手だが、そればっかりだと国際試合ではやられてしまう。そこを球際の厳しさ云々…とか、個の力云々…などと集約してしまって語っているようでは完全に間違いで、ある種の守備文化だろ。その文化の分析と考察をしないといけないんじゃないか。Jリーグのクラブが近年ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)でイマイチふるわないのもスケジュールやアジアの魑魅魍魎(ちみもうりょう)もあるかもしれないが、こういう守備文化(戦術と言うほどでもなかろう、、、意識なり思想…かな)の要因も大きいんじゃないかという意見もある。そうでしょうね。だから、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルといったクラスでなくても、海外のクラブとの対戦機会も得て、そういう文化というかスタイルの進化なり変化を獲得できたら、とここ何日か思ったりしていたんだが。Jリーグ本体の中でそういうあたりが変容していけばいいんだが、どうも難しいみたいなんで。

高橋大輔が現役引退を発表したとのこと。膝のケガからの復帰ならず、ということのようで。私は高橋大輔選手のプレーを常に追いかけていたわけではないが、好きな選手だった。やはり一番印象に残っているのは、2009年のACLの Round of 16 でのガンバ大阪戦(ガンバ大阪VSセレッソ大阪の一発勝負)の終了間際のゴール。右サイドの角度のない(距離もかなりあった)所から矢のような低い弾丸シュートを叩き込んで、2度めのACL優勝を狙っていたガンバ大阪を落胆させた場面かな。見ていて思わず、おおっと声が出たのを覚えている。
ちなみにその場面、ガンバのコーナーキックを防いだセレッソの逆襲で、左から清武があげたクロスがそのままガンバの藤ヶ谷がキャッチして、そのボールを繋いで(明神?? ちょっとわからない)下りてきた遠藤の足元に出したのだが、遠藤が大きくトラップミスしてしまい、それを拾われて右へ展開…高橋大輔のファインゴールとなったのだった。ちなみに遠藤、相手ボールになった後にボールホルダーに対して全く遅れたスライディングを見せてアリバイ守備みたいなプレーをしていたが、何か最近も頻繁に見させられている感じがする。

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