柴崎岳所属のテネリフェ、昇格プレーオフのファイナルへ。

ホーム&アウェイで行われるスペイン2部( リーガ・エスパニョーラ / セグンダ・ディビシオン)の昇格プレーオフ。リーグ戦を4位で終了したテネリフェは、5位のカディスとセミファイナルで対戦。アウェイを0-1で落としたホームでの2ndレグは、柴崎のゴールでアグリゲートスコア1-1に追いつき、その後は延長戦も含めて両チームともゴールが生まれず、リーグ戦順位が上のテネリフェがレギュレーションによりファイナル進出を決めた。
柴崎のゴールは正に値千金だったわけで、銅像を立てるべき(?)…云々という言葉も飛び出しているらしいが(笑) そこはスペイン人の陽気なノリであって(笑) 昇格を決めないことには何にもならないわけで。。。

アウェイでの1stレグでは、テネリフェの監督もやはり柴崎のフィジカルコンタクトにやや不安を感じているのか、4-2-3-1の2列め中央ではなく、1列低い位置に置いてスタート。その後は、そのボランチの位置だと守備に不安があったのか、それとも高い位置に置いてゴールを欲しがったのか、1列上げて、さらにその後は選手交替の絡みから左サイド(中盤左)に置くという、なんとも迷ったというか思考錯誤してたというか、そういう使われ方でありました。
日本時間の昨日早朝に行われた2ndレグでは、2列め中央に置き、元々根幹的にはボールが頭上を行き来するテネリフェのフットボールだが、柴崎はそこをワンタッチでの落としを再三見せて変化、アクセントを付ける。そしてゴールシーンでは、右からえぐって低いクロスを味方フォワードが合わせられずにこぼれたところ、いい位置取り(位置修正)からニアの狭い所に蹴り込んだもの。クレバーでよいフィニッシュ。
守備でも(日本で)しばしば言われるような脆弱というほどではなく、サボらず寄せてパスコースを切るし、スライディングで身体を張ったりもする。ま、ボールを奪い切るとか競り合いで相手を凌駕するほどではないにしても。
ただま、セットプレーはほとんど蹴らせてもらってるんで、もうちょっと可能性を感じさせるキックをしたいかな。フリーキックにしてもコーナーキックにしても。直接ゴールに繋がるセットプレーでなくても、チャンスを生むセットプレーにしたい。
その後は追加点が奪えず、それでも中2日で突入した延長戦(前半)では中盤から相手選手の間を突っ切るドリブリングでボールを運び、右サイドの味方へアウトのパスを出して前線へ駆け上がるなど、いいプレーを見せてたんじゃないか。

なにはともあれ、柴崎の重要なゴールで昇格プレーオフのファイナル進出が決まりヒーロー扱いだが、ほんとに重要なのはココから。また中2日で昇格プレーオフ・ファイナルの1stレグ(日本時間では今週木曜日早朝4:00)があり、さらにまた中2日で2ndレグ(同じく今度の日曜日早朝4:00)がある。相手はヘタフェで、普通に分が悪かろう。ここでクラブを1部(リーガ・エスパニョーラ / プリメーラ・ディビシオン)に導けば、本当に正真正銘のヒーローになるんだが。。。

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