ワールドカップも残り4試合。
2010.07.06
昨夜のK-1中量級、一応見てみたら意外に面白かった。まぁK-1自体そもそもナンだが、昨夜の中量級の試合内容もそもそもアレが多いが、それでも面白かったところ、興味深かった点も結構あった。
さてワールドカップも60試合を消化し、残り4試合となった。一般の方々がワールドカップ見てます、、、なんて感じで結構話しかけてきてくれる。もちろん中には、終わっちゃいましたねぇ、とか言う方もいるけど、(日本は敗退しただけで)まだまだこれからですよ、って言ったりするんだが、それにしちゃあクオーターファイナルのアルゼンチンVSドイツなんて23:00キックオフで23.9%とか、未明の試合でも5:00台で6%超とか、相変わらず高視聴率だ。
オフサイドって何? って凄い久しぶりに言われたけれど、待ち伏せを禁止してんですよ、って。要はむやみにゴールが増えないようにしている(してきた)のがサッカーというもので、ゴールを奪う…ゴールマウスをこじ開けるってよく言うんですけど…ゴールを奪うまでの過程や知略を楽しんだり見つめたり読んだりしてるわけ…とか言うと、わかってくれたのやら。何となくわかっていただけたようだが。
ルールが実は16条までしかないシンプルな競技なんですよ…なんて言うと、驚かれますね。
よく野球関係者が、野球は推理だの読みだの奥深いだのとおっしゃるが、奥深いのは何だってそうだし、推理云々は、とにかく速い(と見えるらしい。単に速い、と)サッカーに対するアンチテーゼのつもりだろうが、フットボールも深い読みとか洞察があって、それに加えて一瞬の判断も必要なわけで、あんましそういうアンチテーゼみたいなのも止めた方がよいと思う。
そういえば、ワールドカップというのは本当に選手の見本市なんですね、、、なんていう結構ディープなコメントをしてこられた方もいた。
今回のワールドカップは日本チームが頑張ったこと、そして決勝トーナメント進出が相当タイヘンなことがそこそこ一般大衆の方々にも伝わって、それで盛り上がったというのが大方の見解だろうけど、仮にそこがなくても、もう日本人はワールドカップを結構楽しむということ(風景)が見えてきたんじゃないだろうか。
それでJリーグの観客動員に繋がるかというと、これは繋がってもほんの若干です。サッカーに限らず何でもそう。国際舞台での盛り上がりや注目が国内リーグに繋がったりはしない。
しかしJリーグが人気が低いような書き方はメディアやネットでそんなに多くはないように感じられるが、もっと頑張んなきゃいけないが例えばJ1の平均観客数も1万9000台をキープしているし、以前から言っているようにこれを2万人台に早く乗せてもらいたいものだ。チームの入れ替え(降格・昇格)もあるし、なかなか難しいけれども。
Jリーグはチーム数が多過ぎという意見が時折見られるが、それは全く違う。
Jリーグの開催されるスタジアムはフットボール専用がまだ多くない。陸上競技場の方がやや多い。これまでは専用スタジアムなんか造らせてやるもんか、整備するなら陸上競技場だ、、、ってな感じの陸連含めての高圧的ムードだったのだが、それに対しては陸上競技大会やるよりJリーグやった方が収益も上がるじゃんか、なんて反論もあったり。それが昨年あたりから各地で随分風向きが変わってきて、陸連の方からもサッカーは専用スタジアムでやってもらった方が、、、なんていう声が増えてきている。それがさらに良い方向に進めばいいのだが。陸上競技場でもピッチ臨場感の感じられるスタジアムも結構あるが、やはり専用スタジアムが増えないことには。
2022年ワールドカップの立候補をしているが、開催予定スタジアムが陸上競技場の方が多いんじゃぁ、FIFAだって評価するもんかねぇ。
日本の場合、公園の中にスタジアムを造るので、それでは稼働率云々の問題で反対する勢力を納得させられない。毎日使える競技や催しの方が良いみたいな(私なんかにはかなり強引な)話にもなる。違うよ、スタジアムは使われない日があるのが当然だし、使われない日があるのがいいんだよ。それじゃあ稼働率が低くて維持管理費との見合いで赤字でよいのかというと、そんなことは思ってない。アメリカのベースボールスタジアムだってそうだが、スポーツ・コンプレックスになっていなければならない。つまり、スタジアムは試合があろうがなかろうが人が集まってくる場所にならなきゃいけない。アメリカの事情に詳しい方も言っていた。MLBのスタジアムは確かに観客が多く入っているがみんなベースボールファンというわけではない、と、、、社交場なんだ、と。そういうことです。だから公園の中にスタジアムを立ててるうちは無理なんだろうな、そういうのは。
余計な話だが、プロ野球のジャイアンツ戦の地上波TV視聴率がそういうことで、そんな中、つい数日前には北海道のチームの地元TV局(地方局)の視聴率は常時20%を維持、なんていうテキストが某メディアに広告代理店関係者のコメントとして掲載されていたが、確かに地方局の数字で語るのはよいことだが(Jリーグの地方局の数字も負けず劣らず良い)常時20%なんていう嘘はいけない。それは嘘です。私なんかは割と情報を持っているからすぐわかるが、知らない方々からすれば、へぇ~そうなんだ~、って思ってしまう。こういう野球界を取り巻く悪い体質というか、嘘や捏造や刷り込みや欺瞞がネットの普及もあってどんどん露見してきたことが、さらに人離れに拍車をかけているわけ。何だか、日本の社会の長年の無駄というか膿というか。だから私もそういう部分を批判するし間違った情報を正します。野球そのものに恨みなどない。子どもの頃はサッカーとともにやってたし。私たちみたいなオッサンはサッカーだけ、なんてことはないから。みんな野球もやってた。だから野球のことも詳しいです。
とにかくもうそういうのは変わんなきゃ。無理だけど。
読売新聞でなかなか面白い記事を作っている。
いわく、、、4強勢も真っ青?「残念なイレブン」独断で選考、、、と。
http://www.yomiuri.co.jp/wcup/2010/news/etc/news/20100706-OYT1T00384.htm
こういうのは海外ではごく普通にやってるんで、そういう点では試みに拍手したいけれど、ちょっと(イヤかなり)面白くないなぁ、中身が、内容の角度・発想が。ブラックジョークなんだから、もっとひねって楽しめるものにしてくれ。そのためにはフットボールやワールドカップをよく知ってないとね、できないと思うよ。
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